イマフラ

主にオススメの映像作品、本の感想を掲載します。

#3 ブレイクタイム

おはようございます。
今日は感想ではなく、この頃の鉛のような空気に対して感じたことを少しだけ。

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足をとめて、下を眺めたら

よく世間では、「自分より上を見ろ」、もしくは「人と比べるな」と言いますね。
確かに自分を成長させるには自分よりも先にいる人を目標にするのが一番です。
人より自己との対比で成長しろというのもよく分かります。 
でも、それでモチベーションを高く保ち続けるのは難しいのではないでしょうか。

現に周りを見ていて、やたら自分に厳しくしてしまう人がいる。
でもそういう人に限って、傍から見てよく仕事のできる人だったりしますね。
厳しいからできる人なのか、元々の性格なのかどうかはニワトリと卵の話になってしまいますが。

 

 自分が立っている場所が基準だと思ってしまって、そこから逸れたり、落ちたりすることにいささか過敏になっているのではないかと考えています。

 

一度歩みを止めて(あなたの目線で)自分より下を眺めてみてもよいのではないでしょうか。
そうすると案外そこにいる人が幸せそうに暮らしているかもしれません。

 

あの人が笑えてるんだから、自分はまだまだ大丈夫だなという気分になれれば上々です。
性格悪いなと思われるかもしれません。捻くれた感性の賜物かもしれません。
こんなこと書いている自分も優れた人間ではないので、あなたの限りなく下に位置する気がしてますが......。

 

ですがひどく落ち込んだ時に心のつっかえ棒になってくれる人って、そういう人だったりするんですよね。現に本人は自分より明るい雰囲気をまとっていますからね。

 

 本来誰とも比較しないことが理想ではありますが、人は相対的に価値をはかろうとする生き物です。仏教でも、他人と比べる心を消すのは悟りの境地までいかないと消えることはないだろうと説いています。

 

心理学者のアドラーにいたっては、比較を肯定的に捉えて上手く使えば絶大な力になると教えています。

 

深呼吸をして、自分と他者との比較の癖を見直してみるのもよいかもしれません。
道具や手段は使い方次第で、縄にもナイフにもなると思います。