#7 苦手なメモをとるようにしたら
おはようございます。ハカムンです。
開設してまだ日が浅いイマフラですが、読んでくださる人たちがいることで日々のモチベーションにつながっております。
「感想を書きたい!」と衝動的に始めたはよいものの、それを書くための材料が圧倒的に不足していると気付かされました。
熱量はあるけどなぜまとまらないのかを考えた末、作品を見て読み取ったこと、感じたことを即座に文章化(メモ)していこうという結論にいたりました。
実を言うとメモは苦手でした。学生時代からノートたくさんとるより理解しよう派(実際理解できるかは別)でした。
しかし、いざメモをとるようにしたらたくさんの良いことに気づけましたので、今回はそこから主な3点にしぼって書いてきます。
私が感じるメモのメリット
ワーキングメモリの活用
記憶は主に「長期記憶」、「短期記憶」に分類することができる。
ワーキングメモリは「短期記憶」に分類され、ある一連の作業をするときにその過程の情報を保存しておく領域。
私達が何か作業をしようとしたとき、ふいに頭に巡ってくる「あれやったっけ?」、「~もしなきゃいけないよな。」等の雑多な不安。
これが思ったよりワーキングメモリに負荷をかけてしまいます。
ワーキングメモリがテーブルだとすると……
こんなに散らかったテーブルで作業をしていることになります。
これでは集中なんてもってのほかですよね。
しかし、普段から考えたことをメモしていると……
メモして整理したことは、頭の中で反芻しなくなり、記憶容量の圧縮につながります。
その結果として、今するべきことだけに脳のリソースを割くことができます。
もっと言えば、メモをすることは意識を抽象から具体化することにも繋がります。
頭で考えているだけでは、曖昧な意識が脳をフワフワしつづけている状態です。
メモで文章化すると、頭の外で考えアウトプットするので、意識というカタマリが物質化するわけです。
熟考・遅読をするようになる
勉強や読書をしていて、なんとなくニュアンスで分かったつもりになってしまうことってありますよね。
読んだ時は分かってたけど、いざ書いてみようとすると全然言葉がでてこない。
確かに感動したはずなのに、どう感動したのか思い出せない。
私はこれらがよくありました。
また、テンポ感を重視するとどうしても、理解が追いつかない部分も出てくると思います。
今はそんな部分が出てきたら、すかさずメモをとるようにしています。
「あとで読み直すシルシ」と「今もう少し考えよう」という意味合いをもたせています。
私の感覚上ですが、メモなしでポンポン読み進めた場合と、メモした場所の意味合いを自分なりに理解してから、読みすすめるのとでは、読書の楽しさが1.5倍くらい違いました。
例えば……
「登場人物のセリフで意図がつかみにくい」
「参考書見てたら難しいカタカナ語が出てきた」
これを放置して読み進めることもできますが、その部分を理解していないことがなんとなく不安で、後ろ髪を引かれるような気持ちになってしまいます。
そこで即メモして少し考えを整理しておくと、その後の学習、読書に深さが増します。
そのメモが正確、正解ではないにせよ、一旦自分で思考のフレームを作ることが重要です。
そのフレームを基準にすることであとの考察がより楽に、より楽しくなります。
余談:
映画館とかだとなかなかメモできないのが残念なポイントですね。
Netflixやアマプラで好きな作品はいちいち止めたり、戻したりしてメモしてます。
やっぱVODは良いぞ!
集中する機会が増える
個人的にこれが一番シンプルかつ一番大事なメリットだと考えています。
メモをとるということは、すくなくとも数秒程度はその対象について考えなくてはいけません。
それが対象に向き合うキッカケになるので、面倒くさそうと思っていることでも「とりあえずメモから始めるか…。」 で気づいたら集中していたということが増えました。
今のところ勉強か、鑑賞、読書のメモがメインとなっている私ですが、この感覚はそのうち仕事面でも活きてくるだろうなと確信しています。
まとめ
頭の中だけじゃなく、定期的に思考を外に出してリフレッシュできると良いですね。
本当はありあまるはずのメモリなのに、どうでもよいことに圧迫されたら視野も気持ちも、狭く小さくなってしまいますからね。
そういえば、この頃すぐメモをとる癖がついたせいか、メモしないときに違和感が……。
一人のときはばりばり書いてますが、人前ではほどほどに。
参考にした本